「施工事例をInstagramに上げているのに、予約に一件もつながらない」。リフォーム会社からよく聞く話です。投稿数は100件を超えている。写真もきれいに撮れている。それでもDMも問い合わせも来ない。この記事では、実際によく見かける4つの失敗パターンを挙げて、どう直すと予約につながるのかを整理します。
失敗①:完成写真しか載せていない
いちばん多いパターンです。ピカピカのキッチン、真新しいユニットバス。プロが撮った、きれいな完成写真だけが並んでいる。
問題は、それがメーカーのカタログと区別がつかないことです。見た人は「素敵だな」で終わり、「この会社に頼もう」にはなりません。リフォームを検討している人が本当に知りたいのは、完成形ではなく自分の家がどう変わるかだからです。
直し方:ビフォーを必ずセットにしてください。しかも、汚れや古さが分かる写真をそのまま出すことです。「こんな状態でも直るんだ」と思ってもらえた瞬間に、初めて自分事になります。
失敗②:ビフォーとアフターの画角がバラバラ
ビフォーアフターを載せている会社でも、これで台無しになっているケースが多いです。ビフォーは廊下から撮った引きの写真、アフターは室内から撮った寄りの写真。同じ場所なのに、どこがどう変わったのか伝わりません。
①立ち位置を揃える ②カメラの高さを揃える ③できれば同じ天気・同じ時間帯に撮る。着工前の写真を撮った場所に、養生テープで小さく印をつけておくと確実です。
失敗③:情報が写真だけで、条件が書かれていない
写真は良い、ビフォーアフターも揃っている。それでも問い合わせが来ない場合、キャプションを見直してください。「素敵なキッチンに生まれ変わりました✨」だけで終わっていませんか。
検討している人が判断に使うのは、感想ではなく条件です。次の4つを必ず入れてください。
| 入れる情報 | 書き方の例 | なぜ必要か |
|---|---|---|
| エリア | ◯◯市 △△町 | 対応範囲内か即座に分かる |
| 築年数・間取り | 築28年・4LDK戸建て | 自分の家と重ねられる |
| 工期 | 着工から5日 | 生活への影響が読める |
| 費用の目安 | 約120万円(キッチン本体含む) | 予算が合うか判断できる |
費用を書くことに抵抗があるかもしれませんが、書いたほうが問い合わせの質が上がります。予算が合わない人からの問い合わせが減り、成約率が上がるからです。
失敗④:Instagramで完結させようとしている
プロフィール欄にリンクがない、あるいは会社のトップページにしか飛ばない。これも予約が発生しない典型です。
Instagramを見て「いいな」と思った人は、その熱が冷めないうちに次の行動を取りたい状態にあります。ところがリンクをたどった先がトップページだと、そこから施工事例を探し直し、料金を探し直し、問い合わせフォームを探すことになります。3回探させたら、ほとんどの人は離脱します。
まとめ
リフォーム会社のInstagramが予約につながらない原因は、投稿数でも写真の美しさでもありません。ビフォーを出すこと、画角を揃えること、条件(エリア・築年数・工期・費用)を書くこと、そしてリンク先を事例ページに直結させること。この4つを直すだけで、同じ投稿数でも反応が変わります。次の1件から、着工前の写真を撮るところを変えてみてください。
よくある質問
ビフォー写真を載せるとお客様に失礼になりませんか?
掲載前に必ず許可を取ってください。そのうえで「築年数が経った状態から、ここまで変わりました」という文脈で見せれば、施主にとってもマイナスにはなりません。抵抗がある場合は、部分的なアップや、間取り図のビフォーアフターに置き換える方法もあります。
投稿は週に何回が適切ですか?
週2回で十分です。それより、1件の現場を着工前・作業中・完成の3投稿に分けるほうが効果があります。回数を増やすために内容の薄い投稿をすると、かえって反応が落ちます。
費用を書くと他社に金額を知られませんか?
同業他社はどのみち相場を把握しています。金額を隠して失うのは、他社への情報ではなく、予算の合うお客様からの問い合わせです。正確な金額ではなく「約◯◯万円」という幅で示せば十分です。
フォロワーが少なくても意味がありますか?
あります。リフォームは地域と条件が合う人にだけ届けばよいため、フォロワー数と問い合わせ数は比例しません。地域名と工事名をキャプションに入れておけば、検索から見つけてもらえます。
